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レイン・ドロップス、堕ちた夕暮
煙草をふかす自分にため息がでた
くちびる、噛んでフィルターが血ににじむ
自分という名の存在、軟弱者の呟きが遠くから聴こえてくる
ありあまるマグマ、身の内から吹き出しそうで。
喉が熱く、渇きににも似た、戦慄が走る
夕映えなく、気持痛い昼と夜とのマージナルに、狂気へといざなう
へやのなかか、なぜ哀しいギターの旋律が洩れていた
ラテン。情熱と灼熱の国が創りだし、烈しくピックを鳴らす
男と女、椅子腰かけ、ギターと供、心中のまな差しに
この世見ず、冥界のプルートの幻惑レーヴェする
あれは時だった。かつて人、天地がともに在り、守護天使のいる無限に近い世界の片隅
貴女、口と唇に誓う、美と永遠の魂の力。
弱きから、毒蛇の誘いを遠ざけるおまじないに信仰
この身、いま。捧げんとする。が
ああ哀れかな。ゴルゴダの月桂樹、生命(いのち)の樹より来
与えられしものの全て、虚しい人生に遣い果たしてしまったのだ
慈悲ふかい聖霊見たは。ろうそくのともしび消えた夢のあとだった
この果てに在った塊とよばれるものたち
叶えられずに叶う、不遇の涙だに、大地をあまく濡らしている。
彼の滴くに、一本のタナトスが咲いた。アモーレの風に吹かれながら...